リーダーシップを持つ人物には幾つかの共通要素があるものである。
「人の心に機敏であり、伝えたいことはシンプルかつ要点的に」である。
仕事とはいえ、常に与えられる命令に従うだけではモチベーションや仕事の効率化にも影響するものだ。
では、古今東西の有名人たちは、どのような指導で人の心をつかんだのか。
歴史物の題材によく使われる徳川家康は、関ヶ原の戦いでは事前に根回しをし、揉めていた豊臣派を相手に合わせた交渉を行うことで、戦闘への不参加や寝返りを行わせた。
相手のモチベーションをあげ、自分がいれば大丈夫だと思わせるリーダーシップがあったのだ。
また、一万円札でよく目にする福沢諭吉は幕末から明治中期と格差の大きい時代の啓蒙家であり、士民を問わず志のあるものにと、慶應義塾を開校し独立自尊という当時としては異例の考えを説いた。
彼の自分の意見を言い、意見の異なる相手も尊重するという精神は、格差のあった時代だからこそ非常に魅力的であったと言える。
さらに、今も多くの人を魅了する商品の発案者、スティーブ・ジョブズはプレゼンにおいてカリスマ的であった。
聴衆に結論から伝え、要点をまとめたシンプルなスピーチの手法は、聴衆を飽きさせず発言に引き込み、没後も様々な人から注目を浴びている。
これら3名は相手の心に機敏であり、交渉相手や聴衆相手に要点を理解させることで人の心を捉えた。
上記のように、人に信頼され、リーダーシップが発揮できる人物を目指すなら、こちらを参考にすると良いだろう。